あなたは、ピアノロール(キーエディタ)や、ベロシティの使い方で悩んでいませんか?
ピアノロールとは、メロディーやコードなどの音を、入力する画面のことです。
基本はこれを使って、鉛筆や消しゴムなどのツールで、ノートの音階に入力していきます。
ベロシティーとは、DTMで音の強弱を表します。
これを上手く使えば、人間味のあるリアルな音にすることができます。
CUBASEで音を打ち込むためには、必ずこれらが必要となります。
ドラムなど、音の長さが無い楽器以外は、どれも同じピアノロールでの、打ち込み操作になります。
今回の記事では、「CUBASE ピアノロール(キーエディタ)のMIDI入力とベロシティの使い方」を、DTM初心者さんに向けて、お伝えしていきます。
(注)CUBASE8を使って説明していますが、全バージョン対応の記事です。
目次(押すとジャンプします)
・キーエディター(ピアノロール)への打ち込み方法
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-7-1024x541.png)
まずは、イベントをクリックし、キーエディター画面を開きます。
・音の入力
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-8.png)
まずは、鉛筆ツールをクリックします。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-9.png)
次に、MIDIノートをクリック、音を入力していきます。
音の長さは、左クリックしたまま、マウスを動かし調節します。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-10.png)
そして、トランスポートパネル(F2キー)やスペースキーで、再生しながら打ち込んでいきます。
僕は打ち込みの際、常に再生で、メロディーを確認しています。
・音の削除
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-11.png)
消しゴムツールを、クリックします。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-12.png)
次に、ノート上の音をクリックして、削除します。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-13.png)
消したい範囲をドラッグし、黒くなった部分をクリックすると、一括で削除できます。
Deleteキーでも、消すことができます。
・音の移動や長さの調節
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-16.png)
音の移動は、選択ツールをクリックします。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-18.png)
音をドラッグし、移動できます。
長さの調節は、同じく選択ツールをクリック。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-19.png)
音の端っこ部分を、ドラッグで調節します。
長さによって、音の聞こえや曲の雰囲気が変わってきます。
自分好みで、色々試してみて下さい。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-20.png)
上記と同じく、範囲選択することで、一括で移動や長さ調節を行えます。
・音の切除
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-21.png)
トリムツールを、クリックします。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-22.png)
音をクリックして、切除します。
同じく、一括で削除できます。
・音の分割
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-24.png)
分割ツールを、クリックします。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-25.png)
音を分割したい長さで、クリックします。
曲のイメージをガラッと変えたい時、アレンジに役立ちます。
・音のミュート(消音)
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-26.png)
ミュートツールを、選択します。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-27.png)
クリックで、音を消していきます。
これらは、再生しても音が出なくなります。
これも、一括ミュートできます。
僕の場合、キーエディターを、複数同時に立ち上げて、打ち込みを行います。
その際、片方トラックの音だけを、部分的に聞く時に便利です。
・音の接続
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-28.png)
のりツールを、選択します。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-29.png)
分割された音をクリックし、接続します。
そうすると、分割前の音に戻ります。
同じく、一括で接続が可能です。
基本は、間違えて分割してしまった音を、直すのに使用します。
・音の拡大
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-30.png)
ズームツールを、選択します。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/a-31.png)
ノート上をクリックすると、音を拡大できます。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/無題-1.png)
右下のメーターでも、拡大縮小ができます。
+へ行くほど拡大され、-へ行くほど縮小されます。
あなたが、打ち込みやすい位置に、合わせましょう。
・放物線
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/無題-2.png)
放物線ツールを、クリックします。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/無題-4.png)
放物線上に、打ち込みたい範囲まで、ドラッグします。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/無題-5.png)
上記のように、打ち込まれます。
一気に、沢山音を打ち込みたい時、使用します。
・ベロシティーで音の強弱をつけよう
これを行うことで、音源の音をリアルに再現できます。
音の強さが同じでは、どうしても音が機械的に、聞こえてしまいます。
音源とは違い、人間が楽器を弾くと、一定の音にはなりません。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/無題-6.png)
最初に、音を打ち込んだ時、ベロシティは全て、100の値になっています。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/無題-7.png)
メーターを調節し、強弱をつけます。
これらは、クリックやドラッグで、簡単に調節できます。
これらは、情報ラインでも調節できます。
・ベロシティが表示されてない場合
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/無題-8.png)
ノート左下の、コントローラーレーン設定を押して、
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2020/10/無題-10.png)
コントローラーレーンを表示/非表示を、押します。
そうすると、ノート上に表示されます。
・まとめ
今回は、CUBASE ピアノロール(キーエディタ)のMIDI入力とベロシティの使い方を、解説しました。
打ち込みの音が鳴らない際には、オーディオインターフェースとキーボードの設定や、トラックに音源を追加して下さい。
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この記事を読んだあなたが、CUBASEを使い自由に曲が作れるように応援しています!
それでは、清水でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。