リバーブを使う最大の目的は、奥行きや立体感を与え、イメージ通りの楽曲にすること。
誰でも使い易く、効果が出やすいエフェクトですが、下手に使うと「ゴワゴワして、楽曲イメージがぼやける…。」「聴き辛い…。」、ということになってしまいます。
このコツを学ぶことで、あなたのイメージに合ったミックスに近づくことができます。
リバーブについては、下記の記事を参考にして下さい。
今回の記事では、「CUBASE DTM初心者ミックス6のコツ リバーブ調整テク」をDTM初心者さんに向けて紹介します。
注)CUBASE8 Proを使って説明していますが、イコライザーの概念は全てのDAWで共通です。
初心者さん向けに分かり易さを最重視し、画像と動画付きで順を追って紹介していきます。
記事の内容を動画で解説しています。中央にある再生ボタンからご覧ください
目次(押すとジャンプします)
・お風呂場のようになってしまう
皆さん、お風呂は好きでしょうか?
僕は大好きで、寒い日なんか1時間近く入ってしまうこともあります(笑)
お風呂に浸かってると、気持ちよくて鼻歌など歌うこともありますよね!
リバーブを下手にかけすぎると、こんな感じで聴きにくくなってしまいます。
・6つのリバーブ調整テクニック
・センド&リターンを使う
リバーブを使う際は、エフェクトを一つ一つのトラックに適用しません。
専用のFXチャンネルトラックを作成し、そこから各トラックで共有します。
これを、センド&リターンと言い、適用トラックを纏めることで、CPU使用率を抑えられるため、この方法が使用されます。
センド&リターンについては、下記の記事を参考にして下さい。
・3種類のリバーブを組み合わせる
ホール(広い空間の響き)、プレート(部屋の材質の響き)、ルーム(狭い空間の響き)と、部屋の広さが違う3種類のリバーブトラックを作成し、それを各トラックで組み合わせて使用します。
これを行うことで、より細かく複雑な残響を表現できます。
このように、3つのFXチャンネルトラックを作り、
それを、トラックに複数適用し、調整を行います。
3種類のリバーブの組み合わせ方については、下記の記事を参考にして下さい。
・EQでリバーブの低域をカットする
リバーブは、各トラックで使用すると、低域の残響がかさばって、膨張してしまいます.
もっとトラックに奥行きを出したいが、これ以上強くすると、ゴワゴワして聴きにくくなる…。
そんな時は、EQで低域をカットすることで、リバーブの深さを残したまま、聴き易くシャープな感じに仕上がります。
このように、リバーブトラックの低域を、ローカットで削ります。
EQでリバーブの低域をカットする方法は、下記の記事を参考にして下さい。
・ベース、バスドラムのリバーブは極力かけない
上記と同じく、リバーブは低域を膨らませます。
ベース、バスドラムにかけすぎると、楽曲全体がぼやけてしまい、聴きにくくなってしまいます。
なので、これら低音域の楽器には、全くかけないか、
ルームリバーブを軽くにします。
・センドパンを使う
センドリターンを使用して、トラックに適用した空間エフェクトのリバーブ残響を、左右にPANで振ることができます。
これを行うことで、
・リバーブ残響が、中央に集まってかさばる
・そのため、音像もぼやける
などを、回避することができます。
センドパンを使わないと、通常(トラック)のPANを振っても、リバーブ残響は中央からしか鳴りません。
センドパンについては、下記の記事を参考にして下さい。
・トラック別にリバーブの深さを分ける
トラック全てのリバーブを深く調整すれば、より立体感や奥行きのある楽曲が作れるかと言えば、そうではありません。
1つだけ、かかりが浅いトラックを混ぜることで、他トラックの残響が強調されます。
・まとめ
今回は、DTM初心者さん向けに、6つのリバーブテクニックを、解説しました。
僕も、以前はベースやドラムを含めた全トラックに、リバーブを深くかけていました。
完全なる、お風呂場状態です…。
このコツを実践して、イメージ通りの聴き易い楽曲になりました。
是非、活用してみて下さい!
最後になりますが、現在100以上の記事と動画があり初心者さんだと特に、どこからやっていけばいいのか分からずに困惑する方も多いのではないかと思います。
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この記事を読んだあなたが、CUBASEを使い自由に曲が作れるように応援しています!
それでは、清水でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。