DTMでギターの打ち込みを生っぽくする方法、知っていますか?
これは難易度が高く難しいとされていますが、発音の音量調節やタイミングのズラし、エクスプレッション(奏法)など適用することで、リアルにすることができます。
今回の記事では、「DTMで生っぽいリアルなコードストロークとギターソロの打ち込み方法」をお伝えしていきます。
記事の内容を動画で解説しています。中央にある再生ボタンからご覧ください
目次(押すとジャンプします)
・生っぽいギターのコード打ち込み方法
それでは、まずギタートラックを作成してコードを打ち込んでみましょう!
トラックの作成やコードの打ち込み方の記事を、参考にして下さい。
・コードのタイミングをズラす
生ギターのダウンストロークは6弦から1弦、アップストロークは1弦から6弦と発音のタイミングは順にズレますので、打ち込みもそのように行います。
ノートを調整するやり方の、記事を参考にして下さい。
・ベロシティー(音量)を調節する
生ギターのダウンストロークは6弦(一番低音)を強めに、アップストロークは1弦(一番高音)を強めに調節します。
上記を行うことで、生っぽいギターのコードストロークを再現できます。
ベロシティーの調節方法の、記事を参考にして下さい。
・ギターソロにノートエクスプレッションを使う方法
ノートエクスプレッションは、ピッチやボリューム、各コントロールチェンジなどのMIDI演奏情報を、ノートに対して設定する機能です。
これを打ち込んだギターソロに行うことで、ピッチベンドやモジュレーションホイールなど、様々なエクスプレッション(奏法)やピッチ表現を与えられ、生楽器を再現できます。
・ノートエクスプレッションの使い方
まずは、トラックにイベントを作成し、MIDIノートにギターソロのメロディーを打ち込みましょう!
上記は僕の楽曲の一部で、こんな感じに打ち込みました!
トラック追加やイベント作成、ノートの打ち込み方の記事を参考にして下さい。
適用方法
今回は、ピッチベンドの適用を例として解説していきます。
キーエディタの左側、インスペクタのノートエクスプレッションをクリックします。
すると、下にパラメータが一覧表示されるので、使用したい奏法を選択します。
上の選択ツールをクリックし、適用したいノートをダブルクリックします。
すると、ノートエクスプレッションエディタが表示されるので、上の鉛筆やラインツールを選択してドラッグで枠内に書き込んでいきます。
※その際、上記で選択した奏法(今回はピッチベンド)が編集対象となります。
そして、枠端に表示されたポイント(傾き、上下、平坦化)をドラッグして、ラインを微調整することができます。
こんな感じで、適用したいノート全てに行います。
その際音程が外れることも多いので、常に再生しながら調整します。
グリッドのスナップ機能を使用する
スナップ機能をONにすることで、書き込んだカーブの細かさがクオンタイズ値に同期します。
特に必要ない場合は、スナップはOFFでも問題ありません。
スナップ機能の記事を、参考にして下さい。
ノートエクスプレッションデータを確認する
矢印をクリックし点灯させると、書き込んだエクスプレッション(奏法)のカーブが表示されます。
目で見て分かり易くなるので、編集の際はONにしておくのがオススメです。
また、記録された「ノートと奏法」には「◂▸と*」が表示され、
編集対象は、ノートエクスプレッションエディタ左下の▼をクリックして確認できます。
奏法が適用されない場合は?
ノートエクスプレッションが、ミュートになっているかもしれません。
上記の赤枠が、黄色に点灯している場合はクリックで解除して下さい。
・筆者のギターソロの作り方
僕の場合、奏法はMIDIノートの下部分から適用することが多いです。
ベロシティ▼をクリックし、
表示される一覧から、ピッチベンドやモジュレーションなど選択します。
ここでも、使用されている奏法には「*」が記されています。
同じように、鉛筆やラインツールを使い、下部の枠内をドラッグで書き込みます。
モジュレーションも同じような感じです。
あとは、フレーズを複製してオクターブ上下で重ねると、迫力を出すこともできます。
複製やコピー&ペーストの記事を、参考にして下さい
僕はギターソロは特にリアルさを出す為、ノートエクスプレッションのピッチベンドやモジュレーションは必須だと思います。
・まとめ(筆者の体験談)
今回は、生っぽいリアルなコードストロークと、ギターソロの打ち込み方法について解説しました。
僕はロック曲の制作が多く、ギターもよく打ち込みます。
ベタ打ちでもアンプシュミレーターを適用して、バッキングなどすればカッコ良くなるのですが、どうも機械的な音になってしまいます。
上記を行うことで、カッコいい演奏に生っぽさが加わり最も良い音になりました!
是非、活用してみて下さい!
最後になりますが、現在200ほどの記事や動画があり、一体どこからやっていけばいいのか分からない方も多いのではないかと思います。
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この記事を読んだあなたが、DTMで自由に曲が作れるように応援しています!
それでは、清水でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。