第1回目では、EVOLVEの音色概要や打ち込み方について解説しましたので、次はエフェクトの適用や切り替えについてです。
EVOLVEには、サウンドの雰囲気を大きく変えるエフェクトや、それをキースイッチによりその場で切り替えられるTrigger FXが備わっています。
今回は、「EVOLVEの解説第2回、エフェクト適用と切り替えの方法について」を紹介します。
EVOLVEについては、下記の記事を参考にして下さい。
初心者さん向けに分かり易さを最重視し、画像と動画付きで順を追って紹介していきます。
記事の内容を動画で解説しています。中央にある再生ボタンからご覧ください
・EVOLVE エフェクトの適用と切り替え
まずは、製品を立ち上げます。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2021/11/無題-27.png)
EVOLVEの立ち上げ方法は、下記の記事を参考にして下さい。
・MASTER EFFECTSの使い方
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2021/11/無題-28.png)
赤枠のMaine Pageをクリックし、MASTER EFFECTSの矢印部分をクリックします。
そうすると、5種類のエフェクトが選択できます。
Skreamer
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2021/11/無題-29.png)
Skreamerは、歪みのあるディストーション系のエフェクトです。
適用することで、荒々しく叫ぶような迫力を、出すことができます。
3つのツマミで、エフェクトをコントロールできます。
・Drive…サウンドの歪みを調節
・Tone…サウンドの明るさを調節
・Bright…高い音域の明るさを調節
真ん中のレバーをクリックし、ONにして適用します。
Lo-Fi
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2021/11/無題-30.png)
Lo-Fiは、ビット解像度やサンプルレートを下げて、サウンドを劣化させるエフェクトです。
適用することで、独特の雰囲気や存在感を出すことができます。
・Bits…ビット解像度の調節、デジタルディストーションの付加
・S.Rate…サンプルレートの調節、エイリアシングの付加
・Noiset…ノイズの付加
Cabinet
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2021/11/無題-31.png)
Cabinetは、スピーカーキャビネットを通した際の、サウンド効果を作るエフェクトです。
適用することで、楽曲やシーンのムードに合わせて、サウンドの雰囲気をガラッと変えることができます。
・Size…スピーカーの音量調節
・Air…スピーカーのある空間の、部屋鳴りを調節
・Treble…高い音域の量を調節
Delay
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2021/11/無題-32.png)
Delayは、DAWでは使用頻度の高い、やまびこ効果を作るエフェクトです。
適用することで、奥行きや立体感を演出できます。
・Level…やまびこの音量調節
・Feedback…やまびこ効果の調節、どのくらい繰り返すか
・Time…16分音符単位での、やまびこ間隔を調節
Reverb
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2021/11/無題-33.png)
Reverbも、DAWでは使用頻度の高い、空間の響きを作るエフェクトです。
適用することで、手っ取り早くサウンドの雰囲気を、変えることができます。
・Level…リバーブの音量調節
・Size…ルームサイズの調節、リバーブの響きを変える
・Damping…リバーブ効果の調節、サウンドの吸収具合
・Trigger FXの使い方
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2021/11/無題-34.png)
赤枠のTrigger FXをクリックし、TRIGGER EFFECTSを開きます。
各キースイッチのレバーを、クリックしON(点灯)にすることで、各エフェクトの切り替えができます。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2021/11/無題-35.png)
上記のように、キースイッチを打ち込むと、その音の長さだけエフェクトが適用されます。
基本的な、打ち込みに関しては、下記の記事を参考にして下さい。
・まとめ
今回は、Native Instruments製品である、EVOLVEのエフェクトの適用や調節、キースイッチによる切り替え方法について解説しました。
Trigger FXを使うことで、より簡単に素早くエフェクトの切り替えが行えます。
![](https://shimizu-aki.com/wp-content/uploads/2022/06/無題-21.png)
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それでは、清水でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。