「MIDIノートのフレーズが、生っぽくならない…。」と、悩む方は多いです。
音源による打ち込みも、なるべく生楽器に近づけることで、クオリティーは格段に上がります。
音に人間味を与えるにはベロシティーで強さをバラしたり、ランダマイズでタイミングをズラしたり様々なものがあります。
ベロシティーやランダマイズで生っぽさを出す方法は、下記を参考にして下さい。
しかしながら、CUBASE付属の音源で難関のギターソロをリアルにするには相当難しく、今から紹介する機能は必要不可欠です。
今回の記事では、「MIDIで生楽器を表現する ノートエクスプレッションの使い方」をDTM初心者さんに向けて紹介します。
初心者さん向けに分かり易さを最重視し、画像と動画付きで順を追って紹介していきます。
記事の内容を動画で解説しています。中央にある再生ボタンからご覧ください
目次(押すとジャンプします)
・ノートエクスプレッションとは?
ピッチやボリューム、各コントロールチェンジなどのMIDI演奏情報を、ノートに対して設定する機能です。
これを行うことで、ピッチベンドやモジュレーションホイールなど、打ち込みに様々なエクスプレッション(奏法)やピッチ表現を与え、生楽器を再現できます。
・ノートエクスプレッションの使い方
まずは、トラックにイベントを作成し、MIDIノートを打ち込んでみましょう!

トラックの立ち上げやイベントの作成、ノートの打ち込みについては、下記を参考にして下さい。
・適用方法
今回は、ピッチベンドを例として解説していきます。

キーエディターの左側、インスペクタのノートエクスプレッションをクリックします。
そうすると、すぐ下にパラメータが一覧表示されるので、使用したい奏法を選択します。

選択ツールをクリックし、適用したいノートをダブルクリックします。

そうすると、ノートエクスプレッションエディタが表示されるので、鉛筆やラインツールを選択してドラッグで枠内に書き込んでいきます。
その際、上記で選択した奏法(今回はピッチベンド)が編集対象となります。

枠に表示されたポイント(傾き、上下、平坦化)をドラッグして、ラインを微調整することができます。
このような感じで、適用したいノート全てに行っていきます。
その際音程が外れることも多いので、常に再生しながら調整を行います。
・奏法が適用されない場合は?
ノートエクスプレッションが、ミュートになっているかもしれません。

上記の赤枠が、黄色に点灯している場合はクリックで解除して下さい。
・グリッドのスナップ機能を使用する
スナップ機能をONにすることで、書き込んだカーブの細かさがクオンタイズ値に同期します。

特に必要ない場合は、スナップはOFFでも問題ありません。
スナップ機能については、下記を参考にして下さい。
・ノートエクスプレッションデータを確認する
矢印をクリックし点灯させると、書き込んだエクスプレッション(奏法)のカーブが表示されます。

目で見て分かり易くなるので、編集の際はONにしておくのがオススメです。

また、記録された「ノートと奏法」には「◂▸と*」が表示され、

編集対象は、ノートエクスプレッションエディタ左下の▼をクリックして確認できます。
・まとめ
今回は、MIDIで生楽器を表現する ノートエクスプレッションの使い方について解説しました。
僕の場合、奏法はMIDIノートの下部分から適用することが多いです。

ベロシティ▼をクリックし、

表示される一覧から、ピッチベンドやモジュレーションなど選択します。
ここでも、使用されている奏法には「*」が記されています。

同じように、鉛筆やラインツールを使い、下部の枠内をドラッグで書き込みます。

モジュレーションも同じような感じです。

あとは、フレーズを複製してオクターブ上下で重ねると、迫力を出すこともできます。
複製やコピー&ペーストについては、下記を参考にして下さい。
僕はギターソロなどは特に、リアルさを出す為ノートエクスプレッションのピッチベンドやモジュレーションは、必須となると思います。
是非、活用してみて下さい!
最後になりますが、現在100以上の記事と動画があり初心者さんだと特に、どこからやっていけばいいのか分からずに困惑する方も多いのではないかと思います。
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この記事を読んだあなたが、CUBASEを使い自由に曲が作れるように応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。